PROFILE
GIGA山
小学校教員。ブラウザだけで動く Web アプリと Google Apps Script をつくっています
1996 年生まれ、京都の育ちです。大学で学んだのは国語でした。いまは小学校で働きながら、 教室で「これがあれば」と思ったものを自分でつくっています。向いている先は 2 つで、 子どもが自分で学べるようにする道具と、先生の手を空ける道具です。 アドレスを開けばその場で動く形にして、無償で公開しています。 GitHub とこのサイトでは GIGAyama の名前を使っています。
- 公開中のアプリ
- 38本
- 拡張機能・ツール
- 3本
- 紹介の記事
- 32本
していること
平日は小学校で、子どもたちと過ごしています。つくっているものは、 そこで実際に困った場面から始まります。困りごとを 1 回ずつ気合いで片づけるのではなく、 次から起きないように仕組みごと変えるほうが好きです。
つくるものは、大きく 2 つに分かれます。
子どもが自分で学べるようにする道具
進み方を自分で決められる、途中でやり直せる、あとから見返せる。 先生が全員を同時に引っぱらなくても、学びが進むようにするためのものです。
先生の手を空ける道具
週案簿、宿題の受け取り、フォルダの同期など。作業が減ったぶんの時間は、 子どもを見ることや教材を考えることに回せます。
探して見つかるものは、探して使います。見つからなかったときに、はじめてつくります。 できたものは自分の授業や校務で使ってみて、使えたものだけをここに置いています。
形を決めるときに外さないのは、アドレス 1 本で開けることです。 インストールも、管理者に配ってもらう手続きも要りません。だれかに教えるときも、 アドレスを渡せば終わります。もともとが自分用なので、宣伝も課金もありません。 同じことで困っている方がいれば、そのまま持っていってください。
どんな人か
1996 年生まれ、京都府の出身です。大学では国語を学びました。 ことばがどう使われてきたのかを 4 年かけて読んでいた人間が、 いま Web アプリをつくっているのは、自分でもふしぎな気がします。
MBTI は INTP です。この手の分類を信じきっているわけではありませんが、 考えている時間がいちばん楽しいというところは当たっていると思います。 目の前の面倒を 1 回ずつ手で片づけるより、どんな形にすれば次から起きないのかを 考えているほうが好きです。このサイトにあるものは、たいていその考えごとの結果です。
プログラミングの知識は、ほとんどありません。高校生のころ、図書館で JavaScript と C 言語の本を借りたことがあります。興味だけはあったのだと思います。 ただ、開いても何が書いてあるのかまるで分からず、そのまま返しました。 そのあと勉強し直すこともないまま、大学に行きました。
いま道具をつくれているのは、コードが書けるようになったからではありません。 学校で何がどう面倒なのかが自分に見えていて、それを言葉にできるからだと思っています。 書くところは生成 AI にずいぶん助けてもらっています。
目指しているのは「自律した学習者」
道具をつくるときに、いちばん奥にある物差しです。ここでいう自律した学習者とは、 こういう姿を指しています。
- 自分でめあてを立てられる
- 学習材・方法・進み方を自分で選び、調整できる
- 友達と関わりながら試行錯誤できる
- 終わったあと、何がどう分かったかを自分で振り返れる
放っておくこととは違います。子どもが自分で選べるのは、選べるだけの材料と手順、 戻れる余地が用意されているときだけです。用意するのは教師の仕事で、 道具はその手数を減らすためにあります。
トップページの絞り込みに「つかいかた」があるのは、この考え方からです。 「自分で進める」「調べる」「つくる」「ふりかえる」「みんなでやる」は、 学びのどの場面を助ける道具なのかを表しています。教科で探すのと、 場面で探すのと、どちらからでも辿り着けるようにしました。
考え方のもとにしているのは、「個別最適な学び(指導の個別化と学習の個性化)」と 「協働的な学び」を切り離さずに考える、という整理です。奈須正裕さんの本から多くを学びました。 アプリを「教え込むため」ではなく「子どもが学ぶ環境をつくるため」に置いているのは、そのためです。
先生の時間のこと
道具をつくっている理由の、もう半分です。
教員の仕事は、やろうと思えばいくらでも時間をかけられます。残業代という歯止めがなく、 子どものために遅くまで働くことがよしとされる空気も、まだ残っています。 時間をかけて資料にあたり、丁寧に授業を準備できるなら、それはいい仕事です。私もそうしたい。 ただ、そうできてしまう働き方が当たり前になっている状態は、 自分の生活にとっても、教育全体にとってもよくないと思っています。
そこで、授業の準備と校務の手間が少しでも軽くなるものをつくっています。 浮いた時間で早く帰ってもいいし、そのぶんを教材を考えることに回してもいい。 どちらに使うかは、使う先生が決めることです。私がつくれるのは、 選べる状態にするところまでだと思っています。それを使ってくださる方が増えたら、 とてもうれしいです。
つくっているもの
教科の練習に使うもの、学級の仕事に使うもの、みんなで遊べるものまで幅があります。 探すときの入口は 2 つ用意しました。何の時間か(教科・分野)と、 何をさせたいか(つかいかた)です。押すと、その分類だけを表示します。
教科・分野
つかいかた
このほかに、ブラウザの拡張機能とツールが 3 本あります。 それぞれのアプリには、つくった理由と使い方を書いた紹介の記事を置いています。
つくるときに決めていること
学校で使ってもらうものなので、次の 7 つは崩さないことにしています。
選べて、戻れて、見返せること
子どもが自分で進められるように、進み方を選べること、途中でやり直せること、あとから見返せることを先に考えます。
入れるまでが短いこと
アドレスを開けばその場で使えます。インストールも、管理者による配布の作業も要りません。やめるときは、閉じるだけです。
使わなくてもいいこと
全員が使わなければならない道具にはしません。一度使ってみて、無かったころに戻りたくないと思えたときだけ、使い続けてください。
費用をかけないこと
すべて無償です。利用登録や課金の仕組みはつくりません。
中身を見えるようにすること
ソースコードは GitHub で公開しています。何をしているアプリなのか、入れる前に読んで確かめられます。
データを持ち出さないこと
端末の中で完結するものを基本にしています。扱いはアプリごとに違うので、それぞれのプライバシーポリシーに書いています。
誇張しないこと
説明には、そのアプリが実際にしていることだけを書きます。できないことは、できないと書きます。
つくりかた
- 子どもが使うものは HTML・CSS・JavaScript で書き、GitHub Pages から配信しています。 アドレスを開くだけで動き、サーバーの管理も要りません。ソースコードは GitHub にそのまま置いています。
- 校務のものは、学校にすでにある Google Workspace の中で完結させます。 スプレッドシートと Google Apps Script(週案簿など)。新しい道具を増やすより、 いま使っているものの上に載せたほうが、現場では続きます。
- 共同で書きこむなど、保存の場所が要る Web アプリも Google Apps Script を使っています。
- このサイト自体は外部のライブラリ・Web フォント・アクセス解析を読み込みません。読み込みが速く、閲覧の記録が外部に渡らないためです。
つくり方の記録
生成 AI を使ってアプリを作っています。どんなプロンプトを出して、どこで行き詰まって、 そこで何を知ったのかを開発記録に残しています。
出したプロンプトはそのまま載せているので、同じことを自分のリポジトリで試せます。 うまくいったことだけでなく、行き止まりも書いています。そちらのほうが役に立つと思うからです。
アプリを使う先生に向けたものではありません。読み手として想定しているのは、 同じように生成 AI で何かを作っている人です。
これまで
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大学生のころ
部活動の日程を合わせるために、Google スプレッドシートでカレンダーのようなシートをつくりました。 自分ひとりのメモではなく、人が使うものになったとたん、関数の書き方や管理のしかたを覚えるのが面白くなりました。入口はここです。
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教員になって
クラウドでつくれるデータは、クラウドでつくる。そう決めて、YouTube を見ながらスプレッドシートを覚えました。 QUERY や ARRAYFORMULA で、必要なデータを必要なだけ取り出せたときがいちばんうれしかったです。
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週案簿をつくる
「もっとスマートに、効率よく働きたい」。そう思って独学で Google Apps Script を学び、 スプレッドシートの週案簿をつくりました。思った以上に業務が楽になったのが、いまに続いています。
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1人1台端末が来て
Google Workspace とスプレッドシートをひととおり触れるというだけで、周りの先生から頼られることが増え、 校内で ICT のことを任される立場になりました。自分の書いたスクリプトを載せた教材や、データを集めるシートを、学校で使ってもらうためにつくりました。
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行き止まり
つくり込むほど、維持する人が要ります。ふつうにスプレッドシートを使うより一段ハードルが上がるので、 続けて使ってもらうのは難しい。しかも教員は数年で異動します。私がいるからできる道具をいくら広げても、最後は自己満足で終わる。 そう感じて、だれでもどこでも、アドレス 1 本で開けるものに切り替えました。
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2025年3月
同じことで困っている先生がいるはずだと思い、note と X で書きはじめました。 週案簿のテンプレートは、いまも note で配っています。
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2025年10月10 本
はじめて公開したのは「デジタルワードローブ」。この月に 10 本。多くは学級のあそびに使う対戦ゲームでした。
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2026年1月〜3月24 本
24 本。オンライン原稿用紙、週案エディタ、教材プリントメーカーなど、授業と校務で毎日使うものが中心になりました。Chrome 拡張機能も 3 本。
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2026年6月〜8月7 本
7 本。九九カード、さんすうブロックなどの算数の練習と、教科書の単元に合わせたものが増えました。
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いま38 本
アプリ 38 本、拡張機能・ツール 3 本。紹介の記事は 32 本になりました。
よくいただく質問
学校で使ってよいですか。
各設置者の定めるルールに従って、内容をご確認のうえご判断ください。個人がひとりでつくって運用しているもので、学校や教育委員会の公式なものではありません。
費用はかかりますか。
かかりません。利用登録や課金の仕組みはありません。アプリによっては、Google アカウントでの認可(ログイン)が必要なものがあります。
不具合を見つけました。どこへ伝えればよいですか。
各アプリの GitHub リポジトリの Issues か、下のメールアドレスへお願いします。「こんなものが欲しい」というご要望も歓迎です。個人でつくっているので、すべてにお応えできるとは限りません。
紹介したいのですが、連絡は必要ですか。
要りません。出典を示していただければ、紹介文も画面写真もお使いいただけます。掲載用の資料に、そのまま使える紹介文とロゴをまとめてあります。
連絡先
ご質問・ご報告・ご要望は、こちらへどうぞ。個人で運営しているため、お返事にお時間をいただくことがあります。
- メール:basstar.1102@gmail.com
- X:@gigayama_edu
- GitHub:github.com/GIGAyama
- note:note.com/cute_borage86(GAS と校務改善のこと)
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